先端技術の実証実験をサポートすることで、山梨を技術革新を生み出す拠点にしようという県の取り組みです。参加企業による報告会が4日開かれ、これまでの実証実験の成果が発表されました。

　県は3年前から先端技術や新たなサービスに取り組む企業に対し、県内で行う実証実験の経費などをサポートする事業を行っています。今年3月には4つの企業の事業が採択され、4日は各社からこれまでの成果が報告されました。

　このうち、失明する人を世界で半減させることを目指している会社は自社で開発したアプリとハードウエアを使って遠隔での眼科診断を可能にするシステムを確立。県内の介護施設や盲学校で行った実証実験の成果を発表しました。

　県は「山梨からイノベーションを生み出し、実用化につなげられるよう取り組みを進めたい」としています。