“7年連続の三ツ星”有名シェフが若手料理人を指導 一流の技術と心得伝える 山梨

三ツ星シェフが講師を務める料理セミナーが5日開かれ、県内の若手料理人らに一流の技術と心得を伝えました。
このセミナーは県内の食の魅力を向上させることで、観光客などを呼び込もうと県が企画しました。
講師を務めたのはミシュランガイドで7年連続の三ツ星を獲得した日本料理店「青山えさき」の元店主、江﨑新太郎さんです。現在は山梨県北杜市に店を移し、「八ヶ岳えさき」の店主として腕をふるっています。
セミナーには県内の若手料理人9人と料理人を志す学生11人が参加し、一流の技術や心得を学びました。
江﨑新太郎さん
「ちょうど骨が真ん中にある。探りながら真っすぐに」
江﨑さんは鯛のさばき方のほか、「厨房を汚さない」「食品はあますことなく使う」など、料理人としての心得を指導。また、「料理は原価率や栄養素まで考えて」などと呼びかけ、「実践的な技術も身に着けてほしい」とアドバイスしました。
参加した学生は
「プロの意見を聞いて、こういうふうなやり方もあると分かってよかった。きょう教わったことを生かしていきたい」
江﨑さんは「さまざまな技術を学び、生徒それぞれのひと皿に生かしてくれたらうれしい」と話していました。