八ヶ岳南麓に位置する山梨県北杜市に公式のファンクラブが発足しました。運営するのは市内の山岳ガイドやカメラマンなどで、ファンクラブを持つ自治体は県内初となります。

　北杜市の公式ファンクラブとして発足したのは「ほくとファンクラブ」です。人口が減少する中、北杜市が誇る山岳の景観や豊かな自然を県内外に発信することで、人の流れを手繰り寄せたい狙いがあります。

　入会費、年会費ともに無料で、イベントの参加費はふるさと納税として支払うことができます。

北杜市ふるさと納税課 松野純一郎 課長
「市への誇りと愛着を醸成していただくということと、都市部の方々が移住を考えるとかそのようなアクションにつながればいいと考えている」

　ファンクラブの運営は北杜市の魅力に取りつかれた山岳ガイドやカメラマン、イラストレーターなどが担い、17日にはホームページの写真撮影が行われました。

ほくとファンクラブ運営事務局 林恭子さん
「観光名所という名前はつかないがすごく花のきれいな場所とか気持ちのいい森とか、地元だからこそ知っているディープな魅力の中で遊ぶイベントをたくさん作り、新しい魅力を一緒に発見していき親しみをもってもらう取り組みにしようと思う」

　ほくとファンクラブでは第一弾の活動として、流れ星の観賞イベントを12月に行う計画です。