南米ブラジルでボルソナロ前大統領の支持者らが議事堂などを襲撃した事件で、最高裁判所は10日、治安当局の幹部ら2人の逮捕を命じました。

ブラジルの首都ブラジリアで、ボルソナロ氏の支持者ら数千人が議事堂や大統領府などを襲撃した事件では、これまでにおよそ1500人が拘束されました。

ロイター通信などによりますと、最高裁の判事が10日、首都ブラジリアの公安局長と軍警察の幹部を逮捕するよう命じたということです。

公安局長は、ボルソナロ政権下で法相を務めていた人物で、今回の襲撃事件の直後に責任を問われて解任されていたとしています。

ブラジル政府は、襲撃の実行者らと当時現場にいた治安部隊が共謀していた可能性があるとみているということです。