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トルコ・エルドアン大統領「より厳しい建築基準が必要」

2023年2月15日 10:31

トルコ南部を震源とする地震は、発生から10日目を迎えました。多くの建物が倒壊したことから「違法建築」への批判が高まっていて。エルドアン大統領は「より厳しい建築基準が必要」と対応に乗り出しています。

トルコ南東部で14日に撮影された映像では、がれきの中で身動きがとれなくなっていた男性が、212時間ぶりに救出されています。

地震の発生から200時間をすぎるなか、生存者の救出は続いていますが、ロイター通信のまとめでは地震によるこれまでの死者は、トルコとシリアで合わせて4万1000人以上に上っています。

トルコのエルドアン大統領は14日、地震によりおよそ4万7000棟が倒壊したか、大きく損壊していて、「より厳しい建築基準の必要性を示している」と述べました。

トルコでは「違法建築」が横行していたとして、建築業者や政府への批判が高まっていて、トルコ政府は複数の不動産業者を拘束するなど対応に乗り出しています。