トルコ大地震…発生5日 倒壊建物に関する捜査開始
トルコ南部を震源とする地震は、発生から丸5日が経過しました。トルコの検察当局は10日、倒壊した建物に関する捜査を開始しました。
トルコ南部では11日、地震発生から128時間がたって、女性ががれきの下から救出されるなど、懸命の救助活動が続いています。
こうした中、トルコの検察当局は10日、倒壊した建物に関する捜査を開始しました。トルコでは倒壊した建物が1万棟以上にのぼっていて、検察当局は「建設許可に違反し、倒壊の原因を作った責任者への措置が検討されている」としています。
また、11日にはトルコのエルドアン大統領が会見し、「地震で被害を受けた建物やインフラの再建を計画しており、数週間以内に具体的な措置を開始する」と述べました。
一方、シリアでは、反体制派の支配地域に、国連などの物資が行き届かないなど、支援の遅れが深刻になっています。
ロイター通信によりますと、地震による死者はトルコとシリアあわせて2万5000人以上にのぼり、自然災害による死者数としては東日本大震災を上回り、今世紀7番目の規模となっています。