G7首脳“ロシア産石油の輸入禁止”で一致
ロシア軍は9日の「戦勝記念日」を前に、ウクライナ東部などで攻勢を強めています。こうした中、G7=主要7か国がオンラインで首脳会議を開き、ロシア産の石油の輸入禁止措置をとることで一致しました。
会議では、ウクライナへの支援やロシアへの追加制裁を議論し、共同声明に「ロシア産の石油の輸入を段階的に停止または禁止することを通じて、ロシアのエネルギーへの依存状態を抜け出す」と明記されました。
岸田総理大臣も「原則禁輸措置を取る」と表明しました。
ロシア産の石油の禁輸はアメリカなどが表明していたもので、G7が一致して取り組むことでロシア経済にさらなる打撃を与え、軍事侵攻の戦費の調達を妨げる狙いがあります。
会議にはウクライナのゼレンスキー大統領も招待され、「ウクライナ経済の回復や安全保障の観点から、特にG7を頼りにしている」などと述べました。