イギリス・ウェールズ自治政府で初の黒人首相 イギリス国内全ての首相職を白人男性以外が務めることに
イギリス南西部のウェールズの議会は、20日、自治政府の新しい首相に、ボーン・ゲシング氏を選出しました。ゲシング氏は、黒人として初の首相となります。
イギリス南西部のウェールズの議会は、20日、自治政府の新しい首相に、ウェールズ労働党の党首のボーン・ゲシング氏を選出しました。
イギリス王室のチャールズ国王の承認を経て、正式に首相に就任する予定です。
ゲシング氏は、ザンビア出身で、黒人として初の首相となります。ゲシング氏は、選出にあたって、「現代のウェールズにおいて誇らしいことであり、同時に大きな責任を感じている」と述べました。
イギリス政府はインド系のスナク氏が首相を務め、北部スコットランドの自治政府は、パキスタン系のユーサフ氏、北アイルランドは女性のオニール氏が首相で、全ての首相職を白人男性以外が務めることになります。
イギリスのBBCは、この点を踏まえて、「現代のイギリスを表している」と伝えています。