中国・習主席が香港で演説「香港は苦難を経てよみがえった」 自身の成果誇示
中国の習近平国家主席が30日、5年ぶりに訪れた香港で演説し「香港は苦難を経てよみがえった」と述べ、過去の民主化デモを抑え込んだ成果を誇示しました。
習主席の訪問は来月1日、香港の返還から25周年を迎えることにあわせたもので、2019年に香港で大規模な民主化デモが起きて以降、初めてとなります。
習主席は演説で、香港への統制強化を通じてデモを徹底的に抑え込んだ成果を強調しました。
習主席「香港は苦難を経て再びよみがえり、強い生命力を表した」
また、習主席にとって今回の香港訪問は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めて中国本土を離れる機会となりましたが、30日夜は香港には宿泊せず一旦、本土に戻ることにしています。
新型コロナへの対策を考慮したとみられ、習主席は来月1日の記念式典にあわせ再び香港に入る予定です。