タリバンが公開処刑か…復権後初 アフガニスタン
アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンは7日、「殺人犯を公開処刑した」と発表しました。タリバンがかつて問題視されていた公開処刑を行ったことで、人権状況に対する国際社会の懸念はさらに高まるものとみられます。
AP通信によりますと、公開処刑はアフガン西部ファラー州で、殺人の罪で死刑判決を受けた男性に対して行われたということです。
執行の場にはタリバンの高官らも参加していました。
公開処刑についてタリバンは、去年8月の復権後、初めて行われたとし、最高指導者アクンザダ氏の承認を得て「非常に慎重になされた」と主張しています。
タリバンは旧政権時代、イスラム法の独自の解釈でむち打ちや石打ち、公開処刑などを行い、国際社会から問題視されていました。
今回、タリバンが再び公開処刑を行ったことで、人権状況に対する国際社会の懸念はさらに高まるものとみられます。