露ジャーナリスト爆殺 実行犯の女に禁錮27年の判決
ロシア第二の都市サンクトペテルブルクで去年、軍事ジャーナリストが爆発物で殺害された事件で裁判所は25日、実行犯の女に禁錮27年の判決を言い渡しました。
事件は去年4月、サンクトペテルブルクのカフェでプーチン政権によるウクライナ侵攻を支持する軍事ジャーナリストのマクシム・フォミン氏が爆発物により殺害され50人以上がけがをしたものです。事件では爆発物が仕込まれた胸像をフォミン氏に渡しその後、立ち去ったダリア・トレポワ被告がテロ行為を行った罪などに問われていました。
軍事裁判所は25日、トレポワ被告に対し、禁錮27年の実刑判決を言い渡しました。ロシアの刑法では女性の被告が複数の罪に問われた場合の最高刑は禁錮30年で、ロシアメディアは、厳しい判決との見方を示しています。
トレポワ被告の弁護士は判決を不服として控訴する方針です。
写真:モスクワ一般管轄裁判所