北朝鮮、偵察衛星の打ち上げロケットに自爆装置 韓国報道
北朝鮮が弾道ミサイルの技術を用いて打ち上げた偵察衛星をめぐり、韓国メディアは、衛星を載せたロケットが落下後に韓国などに分析されるのを防ぐため、自爆装置が設置されていたと伝えています。
韓国のテレビ局「SBS」が入手した韓国にある天文観測所に設置されたカメラが捉えた映像では、北朝鮮が打ち上げた衛星を載せたロケットの1段目が分離した際に爆発した様子が捉えられています。
韓国メディアは、ロケットの1段目が米韓の軍事当局に引き揚げられて分析されるのを防ぐため、北朝鮮が意図的に爆破させたとの見方を伝えています。
北朝鮮の衛星をめぐっては今年5月に打ち上げに失敗した際、韓国軍が海中に落下したロケットや衛星の一部を引き揚げ、「偵察衛星としての軍事的な使い道は全くない」と評価していました。