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ハマスの攻撃にイスラエル報復 “戦争状態” 犠牲者500人近くに

2023年10月8日 7:27

中東のイスラエルで7日、パレスチナのガザ地区から大規模な攻撃があり、地元メディアは少なくとも250人が死亡したと伝えています。イスラエル側もガザ地区への報復攻撃を実施し、一連の応酬で500人近い犠牲が出ています。

ロイター通信などによりますと7日、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが2000発以上のロケット弾を発射したほか、ハマスの戦闘員がイスラエルの住宅地に侵入し、激しい攻撃が行われました。ロケット弾だけでなく、戦闘員がイスラエル側に侵入するのは極めて異例のことです。

現地の映像には多くの民間人の遺体が横たわる様子などが映っていて、地元メディアは少なくとも250人が死亡したと伝えています。また、数十名のイスラエル兵や市民が連れ去られているということです。

攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は「戦争状態にある」と述べて大規模な報復を宣言、イスラエル軍がガザ地区を空爆しました。ガザ地区の保健当局はこれまでに230人以上が死亡したと発表、一連の応酬で500人近い犠牲が出ており、事態の悪化が懸念されています。

バイデン大統領
「アメリカはイスラエルを支持する。われわれは引き続きイスラエルが自衛できるよう支援をする」

アメリカのバイデン大統領は7日ネタニヤフ首相と電話会談後に演説し「テロは決して正当化されない」とハマスを非難した上で「イスラエルの安全保障に対するわれわれの支援は強固で揺らぐことはない」と強調しました。