ウクライナ情勢 米露、協議継続で一致
アメリカとロシアによる「戦略的安定対話」が10日、スイスで開かれました。アメリカ側は、ウクライナ情勢の緊張緩和策として、双方のミサイル配備や軍事演習の制限を提案し、両国は協議の継続で一致しました。
「戦略的安定対話」には、アメリカからシャーマン国務副長官が、ロシアからは、リャブコフ外務次官が出席しました。
シャーマン副長官は協議後、米露双方がミサイルの配備や軍事演習を制限することを、ロシア側に提案したと明らかにしました。
ロシアが大規模な軍部隊をウクライナ国境付近に展開する中、緊張緩和策となるもので、シャーマン副長官は「ロシアが緊張緩和に向けた具体的措置をとるなら、事態を進展させることができる」とも述べました。
一方、リャブコフ次官は協議後、「ウクライナに侵攻する意図はない」とアメリカ側に伝えたことを明らかにし、今後も協議を続けていくと述べました。