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米バイデン大統領会見 就任から1年を前に

2022年1月20日 10:27

就任から1年を前にアメリカのバイデン大統領が19日、記者会見を開き、新型コロナのオミクロン株への対応の遅れを認めました。ホワイトハウス前から中継です、渡邊さん。

会見は記者団の質問が相次ぎ、2時間近くに及びました。バイデン大統領は、検査態勢の拡充を「もっと早く行うべきだった」と自ら言及し、対応の遅れを認めました。

バイデン大統領「もっと早く検査を増やすべきだったろうか?その通りだ。だが、今はさらに(検査を)増やしている」

バイデン大統領は一方で、「学校の95%は開いている」などとも訴え、ワクチン接種や検査態勢の拡充策によって、社会機能の維持に一定の成果を挙げていると強調しました。

また、従業員100人以上の企業にワクチン接種を義務づける措置を最高裁が差し止めたのは「間違いだった」と、司法の対応を批判する場面もありました。

一方、軍事的緊張が高まるウクライナ情勢については、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切るとの見立てを示しました。

バイデン大統領「私の予想ではプーチン大統領は侵攻するだろう。もし侵攻すればロシアにとっては大惨事になる」

バイデン大統領は、「我々と同盟国はロシア経済に非常に大きな代償を払わせる用意がある」と強く警告しました。一方で、「プーチン大統領はまだ、長い戦争は望んでいないだろう」とも述べ、外交による解決を改めて促しました。