プーチン氏“ウクライナ侵攻は欧米次第”
ロシアのプーチン大統領は23日、年末恒例の記者会見を開き、緊迫するウクライナ情勢について、ロシアが侵攻するかは欧米の対応次第だと述べました。
ロシアは現在、ウクライナとの国境付近に10万人規模の軍隊を集結させているとされ、緊張が高まっています。プーチン大統領は会見で、NATO(=北大西洋条約機構)がウクライナを加盟させ、これ以上拡大しないよう、改めて求めました。
プーチン大統領「NATOが東へ拡大しないと90年代に約束があった。しかし、だまされた」「私が何かを保証するのではなく、欧米が私に保証すべきである」
プーチン大統領は軍事侵攻するかは欧米の対応次第だと、強気の姿勢を示しました。一方で、軍事侵攻は望んでいないとして、ウクライナをNATOに加盟させない法的な保証を改めて求めました。
緊張緩和に向けて、来月以降、ロシアとアメリカの協議が予定されています。