5~11歳“追加接種”でオミクロン株への抗体レベル大幅上昇 米ファイザー臨床試験
アメリカの製薬大手ファイザーは14日、5歳~11歳を対象とした新型コロナウイルスワクチンの追加接種の臨床試験で、オミクロン株に対する抗体レベルが大幅に上昇することを確認したと発表しました。
ファイザーは14日、新型ウイルスワクチンの追加接種について、5歳~11歳を対象に行っている最終段階の臨床試験のデータを発表しました。
それによりますと、2回目の接種からおよそ半年後に3回目の接種を行った30人の血液を調べたところ、オミクロン株に対する抗体レベルが2回接種と比べて36倍に増加したということです。安全性について特段の懸念は認められなかったとしています。
ファイザーは、FDA(=食品医薬品局)に近く緊急使用許可を申請する方針で、承認されれば、追加接種の対象が引き下げられる可能性があります。