福島第一原発の処理水が今年夏にも海洋放出されるのを前に、韓国政府は、放出をめぐる質疑などに応じる会見を15日から毎日行うことにしました。韓国では海洋放出を不安視する声が根強く、これを払拭したい考えです。

これは報道機関を対象に、政府関係者のほか、原子力の専門家などが参加して、期間を決めずに平日は原則として毎日行うものです。初回のきょう15日は、多くのテレビ局が生放送でその様子を伝えるなど、高い関心をもって受け止められています。

福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、韓国ではこれを不安視する声が根強くあります。韓国政府は「情報不足や誤った情報により懸念が高まることは避けたい」としていて、専門家も参加する会見を開くことで、国民の不安を和らげたい考えです。