梨泰院で転倒事故、日本人女性2人死亡 多くの店が休業…現場は当時のまま
韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で29日夜、ハロウィーンで混雑した通りで人々が折り重なるように転倒し153人が死亡した事故で、日本人の犠牲者が2人含まれていることがわかりました。
梨泰院の多くの飲食店やクラブが立ち並ぶ通り。梨泰院と言えば多くの人がこの通りをイメージするという場所です。普段は午後6時過ぎから人通りが増えてきますが、30日は事故を受けて多くの店が休業を決めました。
事故直後はT字路でも多くの人が横たわり心臓マッサージを受けていました。規制線が敷かれ、今も多くの物が散乱していて当時の状況のままとなっています。
現場近くの飲食店の人に話を聞きましたが、事故前、警察は大通りで歩行者が車道に出ないように誘導していたため、結果として路地にも多くの人が集まっていたと話していました。周辺の道路で、車や人の通りをさらに規制する必要があったのではないかと指摘していました。
3年ぶりの新型コロナウイルスの規制がないハロウィーンということで多くの人が訪れることは予測できたはずで、現場の状況を警察や自治体がコントロールできていなかったと言えると思います。
そして、日本人の犠牲者が2人いることが明らかになりました。外務省幹部によりますと亡くなったのは10代と20代の女性2人だということです。