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ウクライナ東部2州で激しい攻防、南部は強引な「ロシア化」の動き…露ではプーチン氏が兵士慰問「また軍で働きますか?」

2022年5月26日 7:03

ロシア軍によるウクライナ侵攻では、東部2州で激しい攻防が続く一方、南部でロシアが制圧した地域では強引な「ロシア化」を進める動きがみられます。

ロシア国防省は25日に黒海から発射したミサイルの映像を公開しました。ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍は、東部2州の完全掌握を目ざし攻勢を強めています。

一方、南部のヘルソン州とザポリージャ州の住民に対し、ロシアのプーチン大統領は25日、ロシア国籍の取得を簡素化する大統領令に署名しました。両州の親ロシア派勢力が求めるロシアへの編入を後押しするもので、強引な「ロシア化」を進める狙いとみられます。

また、プーチン大統領は、モスクワの病院を訪れ、ケガをしたロシア兵を見舞いました。

プーチン大統領「また軍で働きますか?」
ロシア兵士「もちろんです」
プーチン大統領「では続けてください」
ロシア兵士「ありがとうございます」
プーチン大統領「家族によろしく」
ロシア兵士「ありがとうございます」

侵攻開始後に兵士を慰問する映像が公開されるのは初めてです。

このあと出席した会議では、軍関係者を「全て英雄だ」とたたえた上で、医療保障の充実を指示するなど、国内向けに軍に寄り添う姿勢をアピールする狙いとみられます。