最後まで抵抗…“製鉄所内部の映像”ロシア国営テレビが公開
ロシア国営テレビは24日、ウクライナ南東部・マリウポリで、ウクライナ側が最後まで抵抗を続けた製鉄所の内部だとする映像を公開しました。
ロシア国営テレビが24日に撮影したアゾフスタリ製鉄所の内部とされる映像では、薄暗い通路を兵士や記者が歩いている様子が確認できます。
兵士「彼ら(ウクライナ兵)は迷子にならないよう、ルート上に弾丸を置いた。(Q.目印として弾丸を置いた?)そう、迷子にならないようにね」
AP通信はロシア国営テレビの報道として、一部のシェルターは地下7階まで続いていて、これまでにロシア軍は地上と地下の施設の約30%を捜索したと伝えています。
製鉄所ではウクライナ軍が抵抗を続けていましたが、ロシア国防省は20日までに、2500人近くが投降し、完全に制圧したと発表しています。
一方、マリウポリ市内ではウクライナ側が24日、「約200人の腐敗した遺体が発見された」としていて、戦闘の被害の全容はいまだ明らかになっていません。