×

マリウポリ製鉄所ではロシア兵が“地雷撤去”

2022年5月23日 12:09
マリウポリ製鉄所ではロシア兵が“地雷撤去”

ロシア軍によるウクライナ侵攻から24日で3か月です。ウクライナ議会は22日、戒厳令を90日間延長することを承認し、長期戦に備える姿勢を示しました。

ロイター通信が22日に撮影した、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所の敷地内の映像からは、ロシア軍の車両が道路上のがれきを片付けているほか、兵士らが敷地内に埋められた地雷を撤去しているのがわかります。

ロシア兵「敵(ウクライナ側)は自分たちで地雷を設置し、私たちも敵を阻止しながら地雷を設置していた」

ロシア軍はマリウポリの掌握を発表して以降も、東部の制圧を目ざし攻撃を続けています。

こうした中、ウクライナ議会は22日、現在発令中の戒厳令と総動員令を、8月23日まで90日間延長することを承認しました。長期戦に備える構えで、大統領府の長官は「領土と主権が完全に回復されてこそ戦いが終わる」としています。

一方、スイスで世界の政財界のリーダーらが集まる「ダボス会議」が始まり、ウクライナ情勢などが協議されます。

ゼレンスキー大統領「月曜日(23日)にはダボス会議に参加する。経済の世界で最も影響力がある場で多くのことを発信したい」

ゼレンスキー大統領は23日にオンラインで演説する予定です。