ウクライナ議会、戒厳令を90日間延長 長期戦に備える
ロシア軍によるウクライナ侵攻から24日で3か月となります。ウクライナ議会は22日、発令中の戒厳令を90日間延長することを承認し、長期戦に備える姿勢を示しました。
ウクライナ議会は22日、現在発令中の戒厳令と総動員令を、8月23日まで90日間延長することを承認しました。
ロシア軍がウクライナ東部の制圧を目指して攻撃を続ける中、長期戦に備える構えです。
ウクライナ大統領府の長官は22日、ツイッターに「領土と主権が完全に回復されてこそ戦いが終わる」と投稿しています。
ウクライナ議会ではこの日、隣国ポーランドのドゥダ大統領が外国の首脳としては侵攻後初めて直接演説し、「1センチメートルでも領土が奪われるなら、ウクライナのみならず西側世界にとって大きな打撃となるだろう」などと述べました。
一方、ロシアメディアは22日、ベラルーシのルカシェンコ大統領がプーチン大統領との会談のため、ロシア南部・黒海に面したソチに到着したと伝えました。会談は23日に行われるとしています。