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死者7万5千人、25万人ケガ ハイチ地震

2010年1月20日 16:44

 大地震の発生から1週間が過ぎたハイチでは、政府が被害状況の把握に追われている。これまでに7万5000人が死亡、25万人がケガをしたとみられる。

 AFP通信によると、ハイチ政府は20日までに、少なくとも7万5000人の死亡を確認したという。ケガをしたのは25万人に上り、100万人が家を失い、路上などでの生活を余儀なくされている。

 支援物資の配給は本格化しつつあるが、略奪行為が横行しており、治安の悪化が深刻になっている。

 こうした事態を受けて、国連安全保障理事会は19日、国連平和維持活動(PKO)に要員3500人を追加派遣する決議を全会一致で採択した。これでハイチに展開するPKO要員は計1万2000人規模となり、主に治安維持にあたることになる。