ウクライナ大統領選 前首相が勝利宣言
7日に決選投票が行われたウクライナの大統領選挙で、開票作業が続く中、ロシアとの関係改善を掲げる前首相・ヤヌコビッチ候補が勝利を宣言した。
決選投票では、ヤヌコビッチ候補と、女性初の大統領を目指すティモシェンコ候補が争っており、日本時間8日午後2時の時点で約80%が開票された。得票率はヤヌコビッチ候補が48.6%、ティモシェンコ候補が45.7%と、わずかの差ながらヤヌコビッチ候補が優位な情勢となっている。
「ウクライナ国民は変化を求めました。この選挙で、私たちは統一への第一歩を踏み出したのです」-投票の最終結果を前に7日、ヤヌコビッチ候補は勝利を宣言した。しかし、ティモシェンコ候補は「投票に一部不正があった」とヤヌコビッチ陣営を批判しており、選挙結果を受け入れない可能性も示唆している。