ブラジル大統領選 決まらず決選投票へ
南米・ブラジルで5日、大統領選挙の投開票が行われた。しかし現職のルセフ大統領を始め、過半数を獲得する候補はなく、3週間後の決選投票にもつれこむことになった。
ロイター通信によると、開票はほぼ終了し、現職大統領のルセフ氏が得票率約41%とリードしていて、最大野党党首のネべス氏やシルバ元環境相が続いている。しかし、再選を目指すルセフ氏も当選に必要な過半数には至らず、ネべス氏との決選投票にもつれこむことが決まった。
ブラジルでは、今年のサッカー・ワールドカップの開催中に、政策への不満から各地でデモが相次ぎ、今回の選挙でもルセフ氏の苦戦が予想されていた。決選投票は26日に行われる予定。