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チュニジア大統領選 決選投票の公算高まる

2014年11月24日 20:44
チュニジア大統領選 決選投票の公算高まる

 中東の民主化運動「アラブの春」の発端となったチュニジアで23日、大統領選挙が行われた。民主化プロセスの総仕上げとの位置づけだが、決選投票にもつれ込む公算が高まっている。

 大統領選挙は、先月の議会選挙で第1党となった世俗派政党の党首セブシ氏が優勢、暫定大統領のマルズーキ氏が追い上げる展開となっている。

 しかし地元メディアによると、セブシ氏の得票数も過半数には至らず、マルズーキ氏との決選投票に持ち越される公算が高まっている。

 中東では「アラブの春」の後、いまだ多くの国で混乱が続いている。そうした中、チュニジアは例外的に民主化プロセスが進んでいて、今回の大統領選挙は、その総仕上げと位置づけられている。