チュニジア大統領選挙で決選投票
北アフリカのチュニジアで21日、大統領選挙の決選投票が行われた。チュニジアでは中東の民主化運動「アラブの春」以降、例外的に民主化のプロセスが進んでいて、大統領の選出はその総仕上げと位置づけられている。
決選投票は、先月の1回目の投票で得票が多かった2人によって行われている。
世俗派政党の党首・カイドセブシ候補は、イスラム色が強まることに警戒感をもつ層などから支持を集め、選挙戦を優位に進めている。一方、暫定大統領のマルズーキ候補は低所得者層に人気があり、イスラム政党が後方支援に回って巻き返しを狙っている。
「アラブの春」以降、中東や北アフリカの多くの国で混乱が続く中、チュニジアでは例外的に民主化のプロセスが進んでいて、大統領選挙はその総仕上げと位置づけられている。
暫定結果は、23日にも発表される予定。