英国葬 女王の棺が寺院へ “最後のお別れ”に各国元首ら 天皇皇后両陛下も参列【中継】
日本時間19日午後7時からエリザベス女王の国葬が執り行われます。女王の棺が安置されていたウェストミンスターホール前から伝えます。
私の後に見えている建物の奥に棺が安置されていたホールがあります。国葬の参列者は、2時間前から私の横を通っている沿道を歩いて国葬が行われるウェストミンスター寺院へと向かっていました。
そして、女王の年齢と同じ数の96回の鐘が鳴らされ、棺はわたしがいる脇の大通りを横切る形で、ウェストミンスター寺院へと出発します。
今から4時間ほど前に、ウェストミンスターホールでの市民らによる弔問が終わり、棺がさきほどイギリス海軍の大砲を運ぶための「砲車」に乗せられました。
そして棺は、国葬が執り行われるウェストミンスター寺院に向けて出発を始めたところです。周辺には多くの市民が集まっていて、棺の移送を待ち構えています。
棺を先導するのは、イギリス空軍などの軍楽隊です。その後ろには、チャールズ国王やウィリアム皇太子ら王族のほか、エリザベス女王に仕えたスタッフらが続いています。
女王の国葬は、過去最大級の警備態勢が敷かれる中、日本時間午後7時から1時間ほどにわたって執り行われる予定で、天皇皇后両陛下が出席されるほか、アメリカのバイデン大統領ら、各国の元首らが参列します。
また、国葬には、ウィリアム皇太子の3人の子どもたちのうち、長男のジョージ王子と長女のシャーロット王女が参列します。
国葬の終了後、棺は霊きゅう車に移され、女王が生前多くの時間を過ごしたロンドン郊外のウィンザー城に運ばれます。
その後、女王は、去年亡くなった夫のフィリップ殿下も眠る礼拝堂の一角に埋葬される予定です。