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アラブ連盟“クロマグロ禁輸”に反対の方針

2010年3月18日 19:36

 大西洋・地中海産のクロマグロの取引禁止を話し合うワシントン条約締約国会議で、アラブ地域と北アフリカの国々で構成する「アラブ連盟」に加盟する17か国は、日本と同様、国際取引禁止を求めたモナコの案に反対する方針を決めた。

 日本のようにクロマグロの国際取引禁止に反対を表明する国は、これまで多くなかった。そんな中、アラブ連盟に加盟する17か国が、モナコ案に反対する方針を決めた。政府関係者によると、アラブ連盟の数は事前の票読みに入っていた数字のようだ。日本の代表団は17日夜も現地の大使館に各国を招待し、あらためて日本の主張への理解を求めたという。

 日本時間18日夜から委員会審議に入るが、日本はできるだけ審議の時間を延ばして各国を取り込みたい考えで、週明けとみられる採決までギリギリの説得が続くものとみられる。