「ロックダウンされる」噂広がりスーパーに客殺到 中国・北京
中国・北京では、感染拡大への懸念からNNNの支局スタッフの自宅など、400か所以上が封鎖されました。こうした中SNS上でロックダウンの噂が広がり、市民がスーパーに殺到しました。
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感染拡大が続く中国・北京。NNNの支局スタッフの自宅がフェンスで囲まれました。門には、「封鎖区域」の文字があり、ワイヤで開かないようになっていました。
スタッフの自宅が封鎖されたのです。
記者
「鉄の壁が作られていきます」
北京では現在、400か所以上が封鎖されています。
飲食店は店内での飲食が禁止となり、バーも営業停止です。
しかし、川辺には人の姿がありました。
記者(中国・北京、12日)
「お酒ですかね? 2人で飲んでいますね」
暗闇の中、こっそりお酒を飲む人々の姿も見られました。
こうした中で12日、SNSである噂が広がりました。
「北京はロックダウンされるんですか?」
噂を受けて、12日、スーパーには長い行列ができていました。ロックダウンに備え、買いだめを急ぐ市民が殺到したのです。
これに対し北京市当局は速やかに、ロックダウンの噂を否定。
北京市当局
「デマを信じず、拡散しないでください。北京の生活物資は十分あります」
警察も即座に対応し、北京がロックダウンするというデマをSNSに広めたとして、女性1人を摘発しました。
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一方、ロックダウン中の上海では13日も、大規模なPCR検査が行われています。
記者「マンションから突然、PCR検査を受けるよう連絡がきたのですが、まず自宅で抗原検査を受けてから来るようにと書かれています」
記者は抗原検査を受け、陰性を確認した上でPCR検査に向かいました。
1か月半ほど続く封鎖に、住民も我慢の限界です。
「私は狂った、私は狂った」