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事故車両の本格調査を開始 スイス列車脱線

2010年7月26日 19:00

 26日、スイスの観光列車「氷河特急」の脱線事故発生から3日がたった。氷河特急を運行する鉄道会社は、事故を起こした車両の本格的な調査を始めた。

 氷河特急は25日、全線で運行を再開し、始発駅では列車に乗り込む日本人観光客の姿が多く見られた。氷河特急が事故現場を通過する際には、乗り合わせた日本人観光客から不安の声も漏れていた。

 一方、氷河特急を運行する鉄道会社は、事故を起こした車両の本格的な調査を始めた。事故原因の一つの可能性として車輪の劣化が指摘されていることについては、事故車両の車輪は「正常だ」としている。

 事故調査委員会は今後、鉄道の専門家も交えて調査を進めるが、警察は結論が出るまでには数週間かかるとしている。