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国連事務総長、核廃絶に向けた決意を新たに

2010年8月10日 11:13

 広島の平和記念式典に出席するなどし、日本訪問を終えた国連・潘基文事務総長は9日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で記者会見を行い、核廃絶に向けた決意を新たにした。

 国連事務総長として初めて広島の平和記念式典に出席し、長崎を訪れた潘氏は、「(広島・長崎訪問は)深く心を動かされる経験でした。この訪問で私は核兵器のない世界を実現するため、全力を尽くさなければならないという信念を強めました。核兵器の恐怖を取り除くには、核兵器をなくすしかありません」と述べ、核兵器廃絶に向けた取り組みに一層力を入れていく考えを示した。

 また、「原爆の被害は想像を絶するものだった」「このような苦しみを乗り越えてきた被爆者の勇気と強さに心を打たれた」と述べた。