粉ミルクに女性ホルモンか 乳児の胸膨らむ
中国で、粉ミルクを飲んだ乳児に胸が膨らみ始めるなどの症状が表れていることがわかった。粉ミルクに女性ホルモンが混入していた疑いがあるということだが、メーカー側は疑惑を否定している。
中国メディアの報道によると、湖北省武漢に住む女児3人に胸が膨らみ始める症状が表れた。3人は生後4か月から15か月で、病院で調べたところ、女性ホルモンが大人並みになっていることがわかった。3人はいずれも国内メーカーの粉ミルクを飲んでいたということで、これまでに北京などに住む6人の乳児にも同様の症状が出ていると地元メディアは伝えている。
中国の専門家は、牛の乳の出を良くするために注射したホルモン剤が粉ミルクに残留して影響した可能性を指摘しているが、粉ミルクのメーカー側はホームページ上で、製品は安全でホルモン剤は使用していないとコメントしている。