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哨戒艦沈没事件後初の南北軍事実務協議

2010年10月1日 2:00

 韓国と北朝鮮は先月30日、軍の当局者による実務協議を開いた。軍同士の接触は、3月に韓国軍の哨戒艦が沈没した事件以降初めてだが、北朝鮮側は「北朝鮮の攻撃による、とする調査結果は認められない」という主張を繰り返した。

 協議は、このところ韓国に対して対話攻勢をかけている北朝鮮が提案したもので、軍事境界線の板門店で開かれた。韓国側は哨戒艦沈没事件を取り上げ、責任ある措置を取るよう求めたが、北朝鮮側は「北朝鮮の攻撃による、とする調査結果は認められない。北朝鮮の調査団を受け入れるべきだ」と主張した。

 協議は、金正日総書記の三男・ジョンウン氏が後継者に固まり、軍を指導する地位に就いた直後の開催となったが、ジョンウン氏に関する言及はなかった。