作業員引き揚げは13日開始予定 落盤事故
チリの鉱山落盤事故で、地下の作業員を救出するためのトンネルが9日に貫通した。地上への引き揚げ作業は13日に始まる見通し。
事故の発生から66日目となる9日、救出用のトンネルが地下622メートルの坑道まで到達した。待ちわびた家族らは喜びに沸いた。救出チームは今後、トンネルの内壁の一部を金属の管で補強し、その後、丸2日かけて重機を設置する。作業員の引き揚げは13日に始まる予定。
引き揚げの手順は、最初に専門家が地下に降りて作業員の健康状態を把握し、順番を決定する。33人は一人ずつカプセルで引き揚げられ、作業の完了までには3日間かかる見通し。地上に引き揚げられた作業員は家族と面会した後、ヘリコプターで病院へ向かい、精密検査を受けるという。