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マレーシア機不明から1年 家族らが集会

2015年3月9日 1:43

 マレーシア発、中国行きのマレーシア航空機が消息を絶ってから8日で1年を迎えた。機体の発見につながる有力な情報はなく、捜索は難航している。

 マレーシアの首都クアラルンプールでは8日、乗客の家族らによる集会が開かれ、機体の発見まで捜索活動を続けるよう訴えた。

 1年前、クアラルンプール発、中国・北京行きのマレーシア航空機は予定針路から大きく南に外れ、消息を絶った。オーストラリア西のインド洋南部に墜落したとみられ、乗客・乗員239人全員が死亡したと推定されている。

 機体の捜索には日本をはじめ最大26か国が参加、これまで2万4000平方キロメートルの海域で海底探索が行われているが、機体は見つかっていない。

 マレーシア政府の調査チームは8日、中間報告を発表したが、すでに公表されている内容が中心で、行方不明となった原因などはいまだに分からないままとなっている。