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ほとんどの作業員は健康 近く退院の人も

2010年10月15日 0:30

 チリの鉱山落盤事故で地下から救出された作業員33人は、鉱山から50キロ離れたコピアポ市内の病院で最終的なメディカルチェックを受けている。ほとんどの人は健康で、すでに目を守るためのサングラスも外しており、日本時間15日午前4時ごろに2~3人は退院できる見込み。

 病院には作業員の家族のほか、チリの大統領も見舞いに訪れた。保健省や病院側の発表によると、肺炎にかかっている人が1人いるものの、抗生物質を投与して体調は改善しているという。そのほか、5~6人が虫歯の治療が必要で、そのうち1人は14日に麻酔を使った治療を行うことにしている。ほかの人は健康で、すでに目を守るためのサングラスも外しており、日本時間15日午前4時ごろに2~3人は退院できるとしている。精神的なケアは今後も長期間にわたって続けられる。

 また、奇跡の救出劇で世界に知れ渡った作業員たちの人生は、今後、大きく変わりそうだ。すでに映画化や本の出版、テレビ出演のオファーが相次いでいて、退院した後も慌ただしい日々が続きそうだ。