×

現場監督「自分が何とかしなくては」

2010年10月15日 1:46

 チリの鉱山落盤事故で地下に閉じこめられた作業員の引き揚げ作業が行われ、日本時間14日午前に33人全員の救出に成功した。最後に救出された現場監督のルイス・ウルスアさん(54)は地上に到着後、「元気もありましたし、あきらめてはいませんでした。(Q一番苦しかったのは?)落盤で穴がふさがったのを見た時です。みんな、絶望的だったので、自分が何とかしなくてはと思いました」と語った。

 ウルスアさんは、地下生活でもリーダーシップを発揮した。落盤事故の直後、シェルターには3日分の食糧しか備蓄されていなかったため、節約のルールを決定。17日後に地上と連絡がつくまで33人全員が食いつなぐことを可能にした。