国連安保理 戦闘の「人道的な一時停止」を求める決議採択 軍事衝突開始以降初
イスラム組織ハマスがイスラエル人などおよそ240人を人質をとっている問題で、ロイター通信は、カタールが3日間の停戦と引き換えにおよそ50人の人質を解放する案などについて交渉していると報じました。
ロイター通信は15日、関係者の話として、カタールがイスラエルとハマスの仲介を行い、3日間の停戦などと引き換えに、人質およそ50人の解放含む交渉に臨んでいると伝えました。
ハマス側は大筋で合意している一方、イスラエル側とは引き続き交渉が続いていて、アメリカも交渉に加わっているとしています。
こうした中、国連安保理は、ガザ地区全域で戦闘の「人道的な一時停止」を求める決議を採択しました。
決議では、ハマスなどに拘束されている人質の即時かつ無条件の解放も求めています。採決では、12か国が賛成、アメリカとイギリス、ロシアの3か国が棄権しました。
先月の衝突開始以降、安保理決議が採択されたのは初めてです。