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ハイチの首都でも5人がコレラ感染

2010年10月24日 23:23

 今年1月に大地震に見舞われたカリブ海の島国・ハイチで、中部地方を中心にコレラの感染が拡大し、これまでに200人以上が死亡した。また、首都・ポルトープランスでも5人の感染が確認された。

 ハイチの保健当局によると、コレラに感染した人は23日までに2674人に上り、208人が死亡した。感染は中部・アルティボニト地方に集中し、衛生状態の悪い被災者の難民キャンプを中心に広がったとみられている。

 感染はほかの地方にも拡大しており、首都・ポルトープランスでも北部の町に滞在していた5人の感染が確認され、隔離措置が取られた。復興が遅れているポルトープランスでは、いまだ100万人以上が難民キャンプなどで生活していて、ポルトープランスでの感染拡大の阻止に向け、政府や国連が医師の派遣や医療物資の供給など対策を急いでいる。