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NY株大幅上昇、1万2千ドル台で取引終了

2011年2月2日 9:02

 1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、主要企業の決算内容や好調な経済指標を受けて、約150ドル値を上げて取引を終えた。

 1日は、アメリカ製薬大手「ファイザー」や宅配大手「UPS」が10年10~12月期の決算を発表し、それぞれ純利益が増えたことから、企業の業績回復への期待とともに市場では買いが優勢となった。また、民間調査会社が発表した製造業景況指数が、11年1月は60.8と、前月の58.5から大幅に上回った。これは、04年5月以来の高い水準。こうしたことから、ダウ平均株価は前日比148ドル23セント高い1万2040ドル16セントで取引を終えた。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比51.11ポイント高い2751.19だった。

 また、外国為替市場では、こうした株式相場の状況やエジプト情勢などを受けてドルが売り戻され、円相場は一時、1ドル=81円台前半をつけた。