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NZ地震 懸命の救出活動が続く

2011年2月23日 1:17

 日本時間22日朝に起きた、ニュージーランド第2の都市・クライストチャーチ近郊を震源とするマグニチュード6.3の地震で、クライストチャーチでは、夜になっても懸命の救出活動が続けられている。

 国営テレビによると、この地震でこれまでに少なくとも65人が死亡した。また、200人以上が倒れた建物などに閉じ込められており、現場には救助犬も投入されてレスキューが続けられている。また、クライストチャーチの市長は非常事態宣言を発表した。

 現地を訪れている日本人のうち、語学研修中だった富山外国語専門学校の生徒ら11人の安否が現在もわかっていない。また、19歳の男子生徒1人は、倒壊したビルに閉じ込められたままとなっている。

 また、京都外国語専門学校を中退して語学留学していた23歳の女性も安否不明となっている他、東京都内の会社「ワールドアベニュー」が留学をあっせんした生徒数人も、地震後、連絡が取れなくなっているという。

 現地では雨が降っており、ライフラインは多くのエリアで水道、電気、ガスとも止まっている状態。夜は約10℃まで気温が下がる中、数千人の被災者が公園や学校の避難所に集まり、ビニールシートを体に巻いて暖を取るなど、不安な夜を過ごしている。

 クライストチャーチの空港は、一般の航空機の乗り入れができない状態だが、23日朝には、国内線の運航が再開されるとの情報がある。