×

NY株、191ドル高 雇用統計大幅改善で

2011年3月4日 8:46

 3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、雇用関連の統計が大幅に改善したことを受けて、ダウ平均株価は190ドル以上値を上げて取引を終えた。

 労働省は3日、先週末までの1週間における新規の失業保険申請件数を発表し、前週から2万件減り、36万8000件であることを明らかにした。これは08年5月以来の低い水準となり、市場では雇用回復への期待感が広がり、買いが優勢となった。また、有力チェーン店の2月の売上高が前年の同じ時期に比べて4.2%増えていることも明らかになった。

 こうしたことからダウ平均株価は一時200ドル以上値を上げ、結局、前日比191ドル40セント高い1万2258ドル20セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も、50.67ポイント高の2798.74だった。