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NY株186ドル安 小売売上高の悪化で

2015年1月15日 8:15

 14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は経済指標が低調だったことなどから180ドル以上と大きく値を下げて取引を終えた。

 この日はアメリカ商務省が先月の小売売上高を発表したが、前の月よりも0.9%減少したことが分かった。最近の原油安について、市場では消費が後押しされるため経済全体にとってはプラスの効果があるとの見方があったが、小売売上高の予想以上の悪化により、景気の先行きに対する懸念が強まった。さらに、銅の価格が急落したことで、関連の鉱業株が売られ、ダウ平均株価は一時、約350ドル値を下げた。取引終了にかけて買い戻しの動きがあったものの、結局、ダウ平均株価は前の日より186ドル59セント安い1万7427ドル09セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は22.18ポイント下げ、4639.32で取引を終えている。