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“タカ派”前原外相の辞任 中国でも速報

2011年3月7日 12:42

 前原外相の辞任は、中国でも各メディアが速報で伝えるなど、大きく報道されている。

 前原外相は中国脅威論を唱え、沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件で強硬姿勢を示したことから、中国では「タカ派」として批判され、辞任は高い関心を集めている。

 国営・中央テレビは東京からのリポートで「早期の辞任は、今後の再起を図るためだ」と指摘し、国営・新華社は「菅政権への更なる打撃だ」と分析した上で、日本メディアを引用する形で「政権の維持は困難になった」と伝えている。

 7日付の朝刊各紙も大きく伝えている。中国共産党の機関紙・人民日報系の環球時報は「タカ派外相が突然辞任」との見出しで、「中国人とロシア人は前原外相が嫌いだが、日本では期待される政治家で、突然の辞任は日本全土に衝撃を与えた」と伝えている。