日テレNEWS
国際
2011年4月3日 3:34

チャリティーグッズ、デザインに込めた思い

チャリティーグッズ、デザインに込めた思い
(c)NNN

 アメリカでは、東日本大震災が起きた日本への支援の輪が広がっている。大手カジュアルブランドは1日、チャリティーTシャツなどの予約受け付けを開始した。そのデザインをしたのは、ニューヨーク在住の日本人アーティストだ。

 ニューヨークでは、日本の被災地を支援しようと様々な活動が続いている。先月30日夜にイーストヴィレッジのクラブで行われたイベントでも、多くの募金が集まった。会場では、ニューヨーク在住の日本人アーティスト・内藤勇志さん(30)が、壁に被災地への思いを巧みな筆遣いで描いた。内藤さんは「ニューヨークの人たちが集まって日本を心配し、支援しようというのがうれしい」と話した。

 内藤さんはアメリカに住んでから日本人であることを強く意識するようになり、被災地の現状を知れば知るほど、「少しでも力になりたい」「自分は何ができるのか」と自問自答を繰り返したという。そして、街中に「LOVE SAVE JAPAN(愛は日本を救う)」というロゴが書かれたポスターを貼るという行動を取った。

 店という店に頼み込み、数十軒にポスターを貼ってもらったところ、このロゴが、大手カジュアルブランド「J.CREW」のチャリティーTシャツやバッグのデザインとして採用されることが決まった。内藤さんは「うれしいですね、売り上げの100%が日本に入ります」と話した。

 アメリカでは今、若者から絶大な人気を誇るファッションブランドがこうしたチャリティー商品を次々に発表している。日本支援のTシャツはよく売れているという。「GAP」の広報担当者は「Tシャツを買うことで、世界で起きたことに対して支援できます」と話す。また、客からは「何かを買うことで日本の人々のためになるのならいいわ」といった声も聞かれた。

 内藤さんは幼い頃、交通事故で右目に大ケガをした。12回もの大手術を乗り越え、芸術活動ができる今を「幸せ」という。内藤さんは「今回、すごくつらいと思うんですが、絶対に日本にもっといいことがある」と話す。

 被災地を助けるために何ができるか。多くの人々の行動が実を結びつつある。