自民大敗に中韓メディアは…中国報道“影響大きくない”韓国報道「関係改善に赤信号」
総選挙の結果について、中国と韓国の反応です。
中国外務省は記者会見で、総選挙の結果について、「日本の内政問題であり、コメントしない」としつつも、次のように述べました。
中国外務省報道官
「日本側が、中国との戦略的互恵関係を全面的に推し進め、新時代が求める建設的で安定した関係構築に尽力するよう希望する」
また、中国共産党系の環球時報は、「石破政権の政権運営は、大きな困難に直面している。ただ、今回の結果が日中関係に与える影響はそれほど大きくないだろう」との中国側の専門家の分析を報じています。
一方、韓国の聯合ニュースは、いわゆる裏金問題をめぐり、「自民党で起きたスキャンダルは、有権者に大きな失望感を抱かせた」と指摘しました。
その上で、「石破首相は就任後、新しい自民党の姿を見せることはできていなかった」と強調しました。大手紙「朝鮮日報」は、「韓国に融和姿勢である石破首相のリーダーシップ弱体化は、韓日関係改善に赤信号がともる」とする専門家の分析を伝えています。
また、大手テレビ「MBC」は「政局の混乱が続けば、韓日の懸案は後回しになる可能性が高い」と指摘するなど、今後の日韓関係への影響を懸念する見方もでています。