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中朝、国境に「経済地帯」を共同開発へ

2011年6月7日 15:59

 中国と北朝鮮の間を流れる鴨緑江の中州を中朝が共同で経済開発することが6日、発表された。

 これは、朝鮮中央通信が6日夜、最高人民会議常任委員会の政令として伝えたもので、中朝国境を流れる鴨緑江にある黄金坪と威化島を経済地帯とすることを決めたという。黄金坪では現在、「経済開発区着工式」と書かれた看板などが準備され、8日にも中朝双方が出席する式典が行われるとみられる。北朝鮮がこの地域での共同開発を発表したのは初めて。

 韓国からの経済支援が滞る中、開発は中国資本によって進むとみられ、北朝鮮と中国の経済的な結びつきはさらに強まることになる。