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小笠原諸島を世界遺産に 審議持ち越し

2011年6月24日 6:55

 ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界遺産委員会で行われる、東京・小笠原諸島を新たな世界遺産に登録するかどうかの審議は、日本時間24日夕方以降に持ち越されることになった。

 フランス・パリのユネスコ本部で開かれている世界遺産委員会では、「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、固有の生物が数多く生息する小笠原諸島が、自然遺産に登録される見通しとなっている。当初は現地時間23日のうちに審議が行われる予定だったが、世界遺産の保全に関する議論が大幅に長引き、新たな世界遺産を登録するかどうかの審議は翌日に持ち越しとなった。

 小笠原村・石田和彦副村長「大きな夢が、また1日続けて見ていられる。明日が非常に楽しみです」

 審議は日本時間24日午後5時から再開される予定。

 小笠原諸島が世界遺産に決定した場合、日本の世界遺産としては15件目、自然遺産としては4件目となる。